「即断即決」をテーマにしたスピーチ

皆さん、おはようございます。

今日は、職場での人間関係の築き方についてお話ししたいと思います。

春は、出会いと別れの季節、何かと集まりが多い時期です。新入社員歓迎会や花見といった行事は、職場の親睦を深める絶好の機会ですね。こういった場での交流は、新しいメンバーとの距離を縮め、チームワークを強化する上で非常に重要です。しかし、こうしたイベントの準備を進める中で、ある問題に気づくことがあります。

以前、新入社員の歓迎会の幹事を務めたことがありました。出欠確認をしていた際、多くの人が曖昧な返答をしていることに気づきました。「検討しておきます」や「その日は仕事が忙しい時期なので、考えておきます」といった答えが多く、参加するのかしないのかがはっきりしません。

最終的に、「検討します」「考えます」と曖昧な返答をした人の多くは、当日、結局参加しない場合がほとんどでした。一方で、「先約があるので、参加できません」と最初から明確に答えた人は、日程が変わると喜んで参加することが多かったのです。

ここから学べることは、「即断即決」の大切さです。曖昧な返答は、相手に「はっきりしない人」という印象を与えてしまいます。それに対して、明確な答えを早めに出すことで、相手に対する誠実さや信頼感が伝わります。

もちろん、全ての状況で即断即決ができるわけではありません。しかし、少なくとも自分の予定や気持ちがはっきりしている場合には、早めに答えを出すよう心掛けましょう。また、「〇日までには回答します」などいつなら答えられるのかを明確にすることも相手への配慮になります。これは、仕事の場面でも同様です。迅速な判断と行動は、チーム全体の効率を高め、信頼関係を築く上で非常に重要です。

また、断る場合でも、適切な理由を添えて丁寧に伝えることが大切です。具体的な理由を示すことで、相手も納得しやすくなり、良好な人間関係を保つことができます。

最後に、新入社員の皆さんに一言。これから多くの行事やイベントに参加する機会があると思いますが、その際には是非、今日の話を思い出してみてください。明確な返答を心掛けることで、職場での信頼関係を築きやすくなります。

以上、職場での人間関係の築き方についてお話ししました。皆さんがより良いチームワークを築き、楽しい職場生活を送ることを願っています。

ありがとうございました。

断り方のポイント

「給料が発生するわけでもないのに会社の飲み会やイベントにわざわざ参加したくない」という方も多いでしょう。ただ、主催者側からすると、人数が確定しないと予算や会場の手配などの準備が滞り、迷惑がかかってしまう場合があります。社会人として、曖昧な表現でごまかしたり、先延ばしにしたりせず、しっかりと不参加の意志を伝えましょう。以下はその際のポイントです。

  1. 早めに伝える
    イベントの準備や他の参加者への配慮を考え、できるだけ早く参加しない旨を伝えましょう。
  2. 感謝の気持ちを伝える
    誘ってくれたことに対して感謝の意を示すことで、関係を良好に保つことができます。
    「お誘いありがとうございます。」
    「お声掛けいただき感謝しています。」
  3. 丁寧な表現を使う
    断る際は、丁寧な言葉遣いを心がけます。例えば、以下のように伝えると良いでしょう。
    「申し訳ありませんが、予定があり参加できません。」
    「今回は参加を見送らせていただきますが、次回の機会を楽しみにしています。」
  4. 簡潔に理由を述べる
    理由を簡潔に伝えると、相手も納得しやすいです。ただし、詳細な理由を述べる必要はありません。
    「個人的な用事があり参加できません。」
    「体調が優れないため、今回は欠席させていただきます。」

このように丁寧かつ早めに伝えることで、相手も理解してくれるでしょう。重要なのは、相手への配慮を忘れないことです。