自己肯定感
皆さん、おはようございます。
今日は「自己肯定感」というテーマでお話ししたいと思います。
自己肯定感とは、「自分には価値がある」「自分は大切な存在だ」と自らを肯定する感覚のことを指します。
この言葉は心理学の分野では19世紀末から研究されてきたと言われていますが、日本で一般に知られるようになったのは比較的最近のことです。
文部科学省の調査によると、日本の子供たちの多くが「自分に満足していない」と感じているという結果が出ています。
これは大人にとっても他人事ではありません。
私たちも日々の仕事や生活の中で、知らず知らずのうちに「自分はまだまだだ」と自己評価を低くしてしまいがちです。
しかし、自己肯定感は生まれ持ったものだけでなく、意識と行動で育てていくことができるものです。
学校教育の現場では、子供たちの自己肯定感を育むプログラムが導入され、子供たちが自分の価値に気づき、自信を持てるような取り組みが進められています。
また、家庭では、親が子供に対して肯定的な言葉をかけることで、その芽を育んでいます。
この考え方は、私たちビジネスパーソンにとっても大変重要です。
自分に対する信頼感があれば、挑戦する意欲が湧き、失敗を恐れずに行動できます。
逆に、自信が持てないと、チャンスが目の前にあっても躊躇してしまいます。
日々の中で、自分自身を認める小さな習慣を積み重ねていくことが大切だと思います。
例えば、毎日一つ「今日うまくいったこと」を振り返るだけでも、少しずつ自己肯定感は育まれていくと感じます。
そして、もうひとつ大切なのは、周囲の人の良さにも目を向け、認め合うことです。誰かの頑張りを言葉にして伝えることは、その人の自己肯定感を高めるだけでなく、自分自身の心も豊かにしてくれると私は思っています。
自己肯定感を高めることは、個人の幸福度を上げるだけでなく、職場全体の雰囲気を良くし、最終的には社会全体の発展にもつながるはずです。
今日も自分を少しだけ肯定して、一日をスタートしてみてはいかがでしょうか。
ありがとうございました。