【5月12日】「看護の日」をテーマにしたスピーチ

看護の日

皆さん、おはようございます。

新緑が美しく、風が心地よい季節となりましたね。

本日5月12日は「看護の日」です。

この記念日は、近代看護の礎を築いたフローレンス・ナイチンゲールの誕生日にちなんで制定されました。

1990年に厚生省によって定められ、「看護の心」「ケアの心」「助け合いの心」を社会全体に広めていくことが目的とされています。

医療現場で日夜活動している看護師の皆さんに、感謝と敬意を表する日でもあります。

私も家族の入院を通じて、看護師の方々がどれだけ心を砕いて仕事をしているのかを身をもって知る機会がありました。

患者さん一人ひとりの表情や動作、声のトーンなど、ほんの小さな変化にも敏感に気づき、そこから体調の変化を読み取る。

この「気づきの力」こそ、看護の仕事の中核をなしていると感じます。

この力は、私たちのビジネスの現場でも非常に重要だと思っています。

たとえば、お客様の声にならない不満を察する力。

あるいは、同僚のちょっとした表情の変化に気づいて声をかけること。

また、日々の業務の中で数字や工程に現れる微細なズレを見逃さない感覚。

こうした気づきが、トラブルの未然防止や、信頼関係の構築に直結していくのではないでしょうか。

「見る」と「気づく」は似ているようで、実は大きく違います。

ただ目に入っているだけでは足りず、「違和感に気づく力」を磨いていく必要がある。

私自身、忙しさに流されて大事なサインを見逃してしまうことがあります。

だからこそ、今日は看護の日をきっかけに、この「気づきの力」をあらためて意識してみようと思います。

皆さんもぜひ一日、周囲のちょっとした変化に意識を向けてみてください。

思わぬ気づきが、誰かの助けになったり、自分の仕事をより良くするきっかけになるかもしれません。

本日も、どうぞよろしくお願いいたします。