※このスピーチは、2024年5月10日に起こった出来事をもとに作成したもので、情報は当時のものです。
皆さん、おはようございます。今日は、最近の出来事から学ぶべき教訓についてお話ししたいと思います。
先日、5月10日の午後にJR東日本の「モバイルSuica」や「えきねっと」といったサービスが、サイバー攻撃による異常なアクセスのために利用しづらくなるという事態が発生しました。多くの人がスマートフォンで簡単に運賃の支払いや指定席の予約を行っており、このようなサービスが一時的にでも使えなくなると、日常生活に大きな影響を与えます。実際、チャージができなかったために久しぶりに紙の切符を購入したという人が多数いました。
この出来事から、私が感じたことは大きく2つあります。
まず、テクノロジーへの過度な依存が及ぼすリスクについてです。便利なデジタルサービスが普及するにつれて、私たちはそれらのサービスが常に利用可能であるという前提で生活していますが、予期せぬ事態が起こると、その前提が崩れ去ります。近年、デジタル決済が主流になりつつありますが、現金しか使えないお店に出くわし、ぎくりとした経験をした人も多いのではないでしょうか。このような状況に備えるためには、テクノロジーに頼りすぎず、代替手段を常に考えておく必要があります。
次に、個人としてのセキュリティ意識の重要性です。セキュリティ対策は、企業や大規模なサービスだけがしていれば良いということではなく、私たち個人のデジタルライフにも十分に関係があります。強固なパスワードの設定、定期的なパスワードの変更、二要素認証の利用など、基本的なセキュリティ対策を遵守することが、デジタル社会で生き抜くための第一歩です。
最後に、このようなトラブルが起こったとき、それをどのように乗り越えるかが、私たちの強さを示します。代替手段を事前に準備し、柔軟に対応することで、普段当たり前のように利用できているものが利用できなくなった際のリスクを最小限に抑えることができます。
今回の出来事を教訓に、私たちは日常生活でのデジタルサービスの利用において、もっと注意深く、賢く行動する必要があることを認識すべきです。そして、常に予期せぬ事態に備えておくことが、安心して生活するための鍵となります。
ありがとうございました。