はちみつの日
皆さん、おはようございます。
今日は8月3日、「はちみつの日」です。
この記念日は、「はち(8)みつ(3)」という語呂合わせから、1985年に日本養蜂はちみつ協会と全日本はちみつ協同組合によって制定されました。
はちみつと聞くと、どこか優しくて、素朴な甘さを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
でも、実はこのはちみつ、私たちの健康や美容、そして地球環境にまで関わる、非常に奥深い存在なのです。
まず、はちみつの栄養価について。
ビタミンやミネラル、アミノ酸など、自然な形でさまざまな栄養素を含んでおり、夏バテ気味なこの季節には特にありがたい食品です。
加えて、はちみつに含まれる糖分はすでに分解された状態、つまり果糖とブドウ糖の形になっているため、吸収がとても早いという特徴があります。
朝の一杯の白湯にスプーン一杯のはちみつを加えるだけで、体がすっと目覚めるような感覚が得られます。
さらに、はちみつには美容効果もあると言われています。
保湿力が高いため、古くからスキンケアにも使われてきました。
クレオパトラがはちみつを美容に取り入れていた、という話は有名ですよね。
では、もう少し視野を広げて、「はちみつが生まれる背景」にも目を向けてみたいと思います。
はちみつを作るミツバチは、植物の受粉に欠かせない存在です。
私たちが日常的に口にしている多くの果物や野菜は、ミツバチがいるからこそ実るもの。
つまり、はちみつを食べることは、自然の循環の一部を味わっているということでもあるのです。
しかし、今、ミツバチの数は世界的に減少傾向にあると言われています。
気候変動や農薬の影響、生息環境の変化など、さまざまな要因がありますが、それにより養蜂業にも大きな影響が出ています。
「はちみつの日」は、ただ甘いものを楽しむ日ではなく、自然の恵みや、その背景にある営みへの感謝を思い出す日でもあると思います。
仕事においても、私たちは何かを「得る」だけでなく、それが「どのように生まれてきたか」に目を向けることで、より深い価値を見出せるのではないでしょうか。
ぜひ今日は、お気に入りのはちみつをひとさじ味わいながら、心と体にやさしいひとときを過ごしてみてください。
ありがとうございました。