【8月8日】「世界猫の日」をテーマにしたスピーチ

世界猫の日

皆さん、おはようございます。

立秋を迎え、暦の上では秋となりましたが、まだまだ暑い日が続いております。体調管理にはくれぐれもご留意ください。

さて、本日、8月8日は「世界猫の日」です。

この記念日は、アメリカに本部を置く非営利組織、国際動物福祉基金が2002年に制定しました。

猫に対する理解を深め、その福祉を守ることを目的とした日です。

世界中で、猫をはじめとした動物たちへの関心が高まるきっかけとして、さまざまな活動が行われています。

イギリスではこの日を中心に「ナショナル・キャット・アワード」というイベントが開催されます。

これは、猫と人との絆に光を当て、日々人間社会の中で特別な役割を果たしている猫たちを称えるもので、2024年には「驚異の猫」部門で、マーリーという猫がファイナリストになりました。

マーリーはロンドンの保護施設、いわゆるシェルターで暮らす人々の心に寄り添い、深い癒しをもたらしている猫です。

言葉を交わすことができなくとも、そっとそばにいてくれる存在が、どれほど大きな支えになるかを感じさせてくれるエピソードでした。

私はこの話を知ったとき、ふと、日々の暮らしの中で私たちが動物たちとどれほど密接に関わっているのかを改めて考えました。

犬や猫といったペットはもちろん、野鳥や昆虫、さらには食として関わる生き物たちまで、私たちの生活は多くの命の上に成り立っています。

近年では、企業の中にも「アニマル・ウェルフェア(動物福祉)」に配慮した取り組みを進めるところが増えています。

たとえば、動物実験を行わない製品開発、動物性原料に頼らない代替技術、持続可能な飼育環境の整備などです。

こうした流れは、社会的責任を果たすという点でも、企業価値を高める一因になっています。

もちろん、私たち一人ひとりにできることもあります。

身近な動物たちに関心を持ち、適切な飼い方や関わり方を学ぶこと。地域の保護活動に目を向けてみること。

そしてなにより、命ある存在として動物を尊重する視点を持つことが、より豊かな社会の礎になるのではないかと思います。

世界猫の日という記念日を、ただ「猫好きのための日」として終わらせるのではなく、私たちが自然や命とどう向き合うかを考えるきっかけにできればと願っています。

今日も一日、どうぞよろしくお願いいたします。