サラダ記念日
皆さん、おはようございます。
七夕も近づき、夏の訪れを肌で感じるようになってきました。
暑さが本格化する前に、しっかり体調を整えていきましょう。
さて、今日7月6日は「サラダ記念日」です。
これは、歌人・俵万智さんの歌集『サラダ記念日』の中に登場する一首、「この味がいいねと君が言ったから 七月六日はサラダ記念日」にちなんで制定されたものです。
1980年代に出版されたこの歌集は大ベストセラーとなり、短歌の世界に多くの人々の関心を集めました。
私はこの短歌の中に、「日常の中にある特別な瞬間」が見事に切り取られていると感じます。
ただの食事、ただのサラダであっても、大切な人とのやりとりがあることで、それが忘れられない一日になる。
何気ない日々の中に、記念日になるほどの輝きが潜んでいる——そのことを、この一首は私たちに教えてくれます。
私たちはどうしても、特別な日、節目、結果といった「大きな出来事」に意識を向けがちです。
でも、実際の生活の大部分は、小さなことの積み重ねです。
そして、その中にこそ、心に残る瞬間がひっそりと存在しているのだと思います。
職場でも同じです。
大きなプロジェクトが成功することはもちろん大切ですが、何気ない会話や、ちょっとした心遣い、誰かが言ってくれた一言が、その人にとっての「記念日」になることがあるかもしれません。
私自身も、「この言葉をかけてもらえて救われた」と感じた出来事があります。
それは特別なタイミングでも、大きな成果をあげた日でもなく、ただの忙しい一日の終わりの、同僚との何気ないやりとりでした。
皆さんにももしかしたら自分の中だけの特別な記念日があるかもしれませんね。
今日は「サラダ記念日」。
どうか皆さんも、日常の中の小さな出来事を大切にしながら過ごしてみてください。
そして、自分が誰かの記念日を生む側になっているかもしれないことも、少し意識してみてはいかがでしょうか。
本日も一日、よろしくお願いいたします。