【5月21日】「国際お茶の日」をテーマにしたスピーチ

国際お茶の日

皆さん、おはようございます。

新緑の季節となり、爽やかな風が心地よい毎日ですね。

本日5月21日は、「国際お茶の日」とのことです。

「国際お茶の日」は、比較的新しい記念日で、2019年の国連総会で採択され、2020年から正式に祝われるようになりました。

目的は、お茶の持続可能な生産と消費を支援し、その経済的・文化的な意義を広く認識してもらうことにあります。

調べてみると、非常に奥深い意味を持っていることに気づかされました。

お茶の歴史は、なんと5,000年以上も前にまで遡るといわれています。

中国をはじめとしたアジア地域で生まれ、長い年月をかけて世界中へと広がっていき、単なる飲み物にとどまらず、健康維持の役割を果たしたり、人々の交流や文化の中にも深く根付いています。

特に私たち日本においては、お茶はただの嗜好品ではなく、文化の一部として存在しています。

たとえば茶道は、「おもてなし」や「間を大切にする」日本人の精神を象徴するものであり、抹茶や煎茶、ほうじ茶といった多様なお茶の楽しみ方は、日々の暮らしに安らぎをもたらしてくれます。

最近では、国産の紅茶、いわゆる「和紅茶」の人気も高まっていて、海外でも評価されるようになっています。

お茶は、産地の気候や土壌、栽培方法によって味わいが大きく変わるため、まさに「土地の個性」が感じられる飲み物です。

そうした違いに目を向けると、日々の一杯にも自然と感謝の気持ちが湧いてきます。

この記念日をきっかけに、あらためてお茶の魅力を再発見してみてはいかがでしょうか。

例えば、仕事の合間に、少し丁寧にお茶を淹れてみる。香りや色、味わいを意識してみる。

たったそれだけでも、気持ちがほぐれたり、新たなアイデアが浮かんできたりすることもあるかもしれません。

忙しい毎日の中だからこそ、ほんの少しの時間をかけて、お茶を味わうことには大きな価値があると私は思います。

心と体を整える一杯の力、今日という日にぜひ感じてみてください。

ありがとうございました。