【3月5日】「啓蟄(けいちつ)」をテーマにしたスピーチ

啓蟄(けいちつ)

皆さん、おはようございます。

本日3月5日は「啓蟄(けいちつ)」です。

啓蟄は、二十四節気(にじゅうしせっき)のひとつで、冬の間、土の中でじっとしていた虫たちが春の訪れとともに地上へ出てくる時期を指します。

二十四節気とは、1年を24の期間に分け、季節の移り変わりを示したものです。

昔の人々は、これをもとに農作業のタイミングを決めたり、季節の変化を感じ取ったりしていました。

寒さが和らぎ、生命が再び動き出すこの季節は、私たちにとっても「行動を起こすタイミング」を考える良い機会です。

冬の間は寒さの影響で、動きが鈍くなったり、慎重になりすぎたりすることがあります。

しかし、春が近づくと、気温の上昇とともに自然界の生き物は活発になり、新たな成長を始めます。

私たちも同じように、年度末の振り返りをしながら、新年度に向けて一歩踏み出す時期 にきています。

仕事においても、「動き出すタイミング」というものがあります。

何か新しいことを始めようと思っても、「準備が整っていない」「もう少し状況が落ち着いたら」と先延ばしにしてしまうことはないでしょうか?

しかし、完璧なタイミングは待っていても来ない ことが多いものです。

行動を起こすことで、見えてくる課題もあり、実際に動くことでしか学べないこともたくさんあります。

例えば、新しいプロジェクトに挑戦する、新しいスキルを身につける、今まで後回しにしていた仕事に着手する――こうしたことは、実際に始めてみることで、次のステップが明確になります。

虫たちが土の中から出るように、私たちもまず「一歩を踏み出す」ことが大切なのです。

もちろん、変化には不安がつきものです。

しかし、それを乗り越えてこそ、新しい成長があります。

自然界の生き物が環境に適応しながら進化するように、私たちも変化を受け入れ、前向きに行動していくことで、新たなチャンスをつかむことができます。

啓蟄は、自然が動き出す季節であると同時に、私たち自身が新しいことに取り組むきっかけとなる日でもあります。

この機会に、「今、自分が踏み出すべき一歩は何か?」を考え、積極的に行動を起こしてみましょう。

それでは、今日も一日よろしくお願いします。