皆さん、おはようございます。
今日は、ハル・ハーシュフィールド著「『未来』から逆算する生き方」を読んで感じたことをお話しさせていただきます。
この本は、未来の自分との関係性が、現在の私たちの決断や行動にどのような影響を与えるかについて深く掘り下げています。
著者は、未来の自分をうまく想像できる人ほど、今の努力や備えに意欲的だと指摘しています。
私たちビジネスパーソンにとって、この洞察は非常に重要だと感じました。
日々の業務に追われ、目の前のタスクをこなすことに精一杯になりがちですが、そんな中でも未来の自分を見据えることの大切さを、この本は教えてくれます。
著者によれば、現在の自分と未来の自分に強いつながりを感じる人ほど、自己向上に努め、忍耐強い選択ができるそうです。
これは単に金銭的な決断だけでなく、健康、倫理、人間関係など、人生のあらゆる側面に影響を及ぼします。
しかし、未来の自分とつながるといってもピンとこない方も多いのではないでしょうか。
著者は、それについて、現在を優先しすぎること、先延ばしの習慣、そして未来の心の状態を現在の心で判断してしまうことなどを理由として挙げています。
これらの障壁を乗り越えるために、著者はいくつかの興味深い方法を提案しています。
例えば、老け顔アプリで年齢を重ねた自分の写真を見ることや、未来の自分に手紙を書くことなどです。
これらの方法は、未来の自分をより身近に感じるきっかけになるそうです。
また、目標達成のために自分で立てた計画の実行を確認してくれる人を見つけたり、失敗した際に自分にペナルティを課したりするなど、具体的な戦略も紹介されています。
私がこの本から学んだ最も重要な教訓は、未来と現在を両立させることの大切さです。
著者は、ポジティブな感情とネガティブな感情を同時に感じ取ることで、より充実感を得られると述べています。
つまり、困難な状況の中でも喜びや楽しさの兆しを見出す能力が、真の充足感につながるのです。
ビジネスの世界では、短期的な成果と長期的なビジョンのバランスを取ることが常に課題となります。
今日から、少しずつでも未来の自分とのつながりを意識し、行動を変えていくことで、きっと大きな変化が生まれるはずです。
ありがとうございました。
参考文献
ポチップ