皆さん、おはようございます。
本日は、近年、ビジネスの世界で注目を集めている「デザイン思考」についてお話しさせていただきます。
皆さんは仕事で新しいアイデアが必要になったとき、なかなかいい発想が思いつかないと頭を抱えてしまうことはありませんか?そんなときに役立つのが、このデザイン思考です。
イノベーションの重要性が増す現代において、デザイン思考は新たな発想を生み出す強力なツールとして注目されています。これは単にデザイナーのためだけのものではなく、私たち全てのビジネスパーソンが活用できる思考法です。
デザイン思考とは、デザイナーが使う考え方を真似して、新しいアイデアを生み出す方法です。難しそうに聞こえるかもしれませんが、実は私たち誰もが使える簡単な方法です。
この方法は、大きく分けて3つのステップがあります。
1つ目は「見る」ことです。普段何気なく見ているものを、もっとよく観察してみましょう。例えば、自社のサービスを自分で使ってみたり、お客様が商品を使っている様子を実際に見に行ったりすることで今まで気付かなかった新たな発見があるかもしれません。関連する写真や動画を集めるのもいいと思います。とにかく言葉だけでなく、目で見て感じることが大切です。
2つ目は「考える」ことです。ここでは、ちょっと変わった考え方をします。例えば、全く関係ないと思うものを組み合わせてみる。或いは「もし〇〇だったら?」と前提をいつもとまったく変えて想像してみる。普段と違う角度から物事を見ることで、新しいアイデアが生まれやすくなります。
3つ目は「形にする」ことです。考えたアイデアをもとに、簡単な絵を描いてみる。短い物語にしてみる。実際に触れる模型を作ってみる。こうすることで、自分のアイデアを整理することができ、より具体的に分かりやすく人に伝えられます。
この3つのステップを意識するだけで、新しいアイデアを生み出す力が高まります。難しく考えすぎず、楽しみながら試してみてください。
明日から、ちょっとした工夫や改善のアイデアを考えるときに、この方法を使ってみませんか?
きっと、今までと違った発想が生まれるはずです。
新しいアイデアを生み出す楽しさを、皆さんにも感じていただけたら嬉しいです。ありがとうございました。
デザイン思考~イノベーションを生み出す新たなアプローチ~
イノベーションの重要性が日々高まる現代のビジネス環境において、「デザイン思考」が注目を集めています。
この手法は、デザイナーの思考法を学ぶことで新たな発想を生み出すというアプローチです。
デザイン思考とは
デザイン思考の核心は、デザイナーの思考法そのものにあります。
それは以下の特徴を持ちます。
- 左脳(論理)と右脳(イメージ)を両方活用したハイブリッドな思考
- 論理の力とイメージの力をバランスよく使用
- 自分ならではのユニークな切り口を生み出す
- 創造=「知的生産」を日々実践
このハイブリッド思考は、以下の3つの要素から成り立っています。
- インプットの質
- 発想のジャンプ
- アウトプットの質
これらの要素の質を高めることで、知的生産性を大きく向上させることができます。
右脳を刺激するインプット
デザイナーは、プロジェクト開始時に右脳を刺激するインプットを重視します。
具体的には
- ビジュアルイメージや動画の収集
- 現場への実地調査
ビジュアル情報は、テキスト情報に比べて圧倒的に情報量が多く、具体的な人の気持ちや生活シーンをイメージしやすくなります。
インプットの4つの横断
効果的なインプットを得るために、以下の4つの横断を意識します。
- 人間横断:自分とは全く異なる環境の人の生活や人生に触れる
- 分野横断:共通項を持ちながら全く異なる分野の例に触れる
- 地理横断:世界の異なる場所で起こっていることに触れる
- 時間横断:歴史的観点から時代を超えた違いと共通点を知る
発想のジャンプ
デザイン思考における発想のジャンプには、以下の3つの方法があります。
1. 新結合
- 縦軸に想定ユーザーセグメント、横軸にユーザーニーズを配置
- マトリックスを用いた強制発想法
2. アナロジー思考
- 「これは何に似ているだろう?」と比喩を考える
- ビジュアルから考えることが効果的(例:雑誌の写真から類似物を探す)
3. 前提を壊す思考
- 既存の常識を言語化し、2軸を設定
- 反対の方向性を考え、軸の組み合わせを変えて繰り返す
- 新しい分野を絞ってブレーンストーミングを行う
アウトプット
アウトプットの質を高めるために、以下の3つの要素に注目します。
1. 凝縮フォーマット
- 1枚のポスター、ネーミング、キャッチコピーなどを活用
- 制約を設けることで、不要な要素を自動的に削ぎ落とす
2. ストーリーテリング
「英雄の旅」フレームワークを活用し、以下の4要素で物語を構成:
- 主人公が
- 宝物を得るために
- 試練に打ち勝つことで
- 幸せになる
3. 体験デザイン
- パワーポイントのプレゼンテーション以外の表現方法を探る
- ポスター、ビデオ、プロトタイプなどを活用
まとめ
デザイン思考は、ビジネスにおける創造性とイノベーションを促進する強力なツールです。
インプットの質を高め、発想を飛躍させ、効果的なアウトプットを生み出すことで、新たな価値を創造することができます。
この思考法を日々の業務に取り入れることで、ビジネスパーソンの創造力と問題解決能力を大きく向上させることができるでしょう。