隠れ脱水
皆さん、おはようございます。
朝晩が少しずつ涼しくなり、季節の移ろいを感じるようになってきましたね。
夏の厳しい暑さが和らいできたことで、ホッと一息ついている方も多いのではないでしょうか。
ただ、こうした季節の変わり目には、私たちが気をつけなければならない健康リスクもあります。
今日はそのひとつ、「隠れ脱水」についてお話ししたいと思います。
脱水というと、真夏の猛暑の中で汗を大量にかいたときに起こるもの、というイメージがあるかもしれません。
確かにそういった場面では、脱水に注意が必要です。
しかし、実は涼しくなってくるこの時期こそ、隠れ脱水が増える時期でもあります。
涼しくなると、汗をかく機会が減ったように感じますし、のどの渇きも感じにくくなります。
その結果、ついつい水分をとる量が減ってしまいがちです。
しかも、空調の効いたオフィスでは体感的にも快適なので、水分補給の重要性が頭から抜けてしまうこともあるでしょう。
私自身も、夏の間は意識して水やお茶をこまめに飲んでいたのに、9月に入ってからはその頻度がぐっと減っていました。
先日、少し頭が重かったり集中力が続かなかったりしたときに、「もしかして水分が足りていないのでは？」と気づき、意識して水分をとったところ、体調がすっと楽になった経験があります。
こうした小さな変化が、実は隠れ脱水のサインかもしれないと感じました。
隠れ脱水は、頭痛、疲労感、注意力の低下、さらには血液の粘度上昇による脳梗塞や心筋梗塞のリスクを高めると言われています。
高齢の方だけでなく、私たちのような働き盛りの世代にも起こりうる問題です。
特に業務に集中していると、水分補給を後回しにしがちなので注意が必要です。
では、どうすれば隠れ脱水を防げるのでしょうか。
ポイントは、「のどが渇いたと感じる前に、こまめに水分をとる」ことです。
1時間に1回、コップ1杯の水を飲むだけでも違います。
コーヒーや緑茶などのカフェインを含む飲み物ばかりではなく、できれば水やノンカフェインのお茶も取り入れるといいでしょう。
また、食事でも水分は補給できます。
味噌汁やスープ、果物など水分を多く含む食品を意識的に取り入れるのも効果的です。
仕事に集中しながらでもできる、ちょっとした工夫が、体調の維持に繋がります。
季節の変わり目は体調を崩しやすい時期でもあります。
皆さんもぜひ今日から、隠れ脱水に気をつけて、元気にお過ごしください。
ありがとうございました。
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