世界ライオンの日
皆さん、おはようございます。
今日は8月10日、「世界ライオンの日」についてお話ししたいと思います。
この日は、ライオンという動物の保護と、その重要性について世界中の人々に意識を高めてもらうことを目的として制定された日です。
ライオンといえば「百獣の王」という呼び名があるように、野生動物の象徴ともいえる存在です。
しかし現実には、ライオンは国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで絶滅危惧種に指定されており、その数は年々減少しています。
原因は大きく3つあります。
一つ目は、生息地の減少です。人間による農地拡大や都市化によって、ライオンが自由に暮らせるサバンナが失われています。
二つ目は、密猟や違法なハンティングです。たてがみや皮、骨などを目的にした取引が後を絶ちません。
三つ目は、病気や人間との衝突です。家畜を守るために駆除されるケースも少なくありません。
この記念日は2013年、南アフリカの非営利団体「African Parks」によって制定されました。
世界中の動物園や保護団体では、この日に合わせてイベントや教育プログラムが行われています。
ただ、これは単に「かわいそうな動物を守ろう」という活動ではありません。
ライオンを守ることは、地球全体の生態系を守ることにつながるのです。
ライオンは食物連鎖の頂点にいる捕食者で、その存在が草食動物の数を調整し、さらに草原や森林のバランスを保っています。
つまり、ライオンがいなくなると、その影響はサバンナだけでなく、地球規模で広がっていく可能性があります。
私がこの話を職場で取り上げたいと思った理由は、保護活動の考え方がビジネスにも通じると思ったからです。
一見、関係のなさそうな遠くの出来事でも、その影響は巡り巡って自分たちの生活や仕事に返ってくることがあります。
市場の変化や顧客の声、環境の変化といった小さな兆しを見逃さず、長期的な視野で対策を考える。
これは、ライオンの未来を守る活動にも、私たちのビジネス戦略にも共通している姿勢ではないでしょうか。
ライオンのように堂々と、しかし周囲とのバランスを保ちながら生きる。
そんな姿勢を私たちの仕事や人生にも取り入れていきたいと思います。
今日はぜひ、「百獣の王」の存在をきっかけに、地球規模の視野と長期的な思考について考えてみてください。
ありがとうございました。