もったいないフルーツプロジェクト
皆さん、おはようございます。
今日は、私が最近知った「もったいないフルーツプロジェクト」についてお話ししたいと思います。
環境省の調べによると、2022年の日本における食品ロスの量は472万トンにも上るそうです。
そのうち、家庭から出る食品ロスは236万トンと、実に全体の半分を占めています。
この数字を聞いて、私はとても驚きました。
特にフルーツは、輸送の途中で熟しすぎたり、表面に少し傷がついてしまったりすることで「規格外」とされてしまい、本来はまだ美味しく食べられるにも関わらず、廃棄されてしまうことが多いそうです。
そんな中、株式会社ドールが取り組む「もったいないフルーツプロジェクト」は非常に興味深いものです。
彼らは、まだ食べられるけれど市場の基準には合わないフルーツを「もったいないフルーツ」と命名し、新たな価値を見出しました。
たとえば、規格外のバナナを選別し、まだ食べられるものは追熟して冷凍バナナやバナナピューレ、パウダーといった加工品として再生します。
さらに、食品基準に満たなかったバナナも無駄にすることなく、肥料や飼料として再利用されているのです。
この取り組みは、他企業とのコラボレーション商品も生み出し、持続可能な社会への一歩となっています。
私はこの話を知って、「もったいない」という日本らしい価値観と、それをビジネスとして実現している姿勢に深く感銘を受けました。
私たちも、日々の生活の中で、食べ物を粗末にしない工夫ができるのではないでしょうか。
買いすぎず、使い切ること。 少しの傷や形の悪さを理由に捨てないこと。
そして何より、「いただきます」という言葉に込められた感謝の気持ちを、改めて大切にしたいと思います。
今朝は、「もったいない」という言葉の重みについて、考えるきっかけとなれば嬉しいです。
ありがとうございました。