【1月7日】「七草の節句」をテーマにしたスピーチ

七草の節句

皆さん、おはようございます。

今日は1月7日、「七草の節句」です。

この日に七草粥を食べる風習は、平安時代に中国から伝わったとされています。

七草粥には、無病息災を願う意味が込められており、お正月のご馳走で疲れた胃腸を休める効果もあります。

今日は、この七草粥の文化を通じて、「リセット」の大切さについて考えてみたいと思います。

七草粥に使われるセリ、ナズナ、ゴギョウなどの春の七草は、それぞれ独自の栄養素や効能を持っています。

例えば、セリは鉄分が豊富で疲労回復に役立ち、ナズナにはデトックス効果があると言われています。

これらを粥にして食べることで、正月の飲食で疲れた体をリフレッシュし、健康を整えるのです。

これは私たちに、日常生活や仕事においても「リセット」の重要性を教えてくれます。

忙しい日々の中では、つい自分を追い込みすぎたり、無理を重ねたりしてしまいがちです。

しかし、体も心も同じように、休息やリフレッシュが必要です。

たとえ忙しくても、時間を作ってリセットすることで、パフォーマンスを保ち、長期的な成果につながります。

リフレッシュの方法は人それぞれですが、七草粥のようにシンプルで効果的な方法を取り入れるのも一つの手です。

例えば、軽い運動や散歩、読書や趣味の時間を持つことが挙げられます。

また、仕事の中でも、短い休憩を取ることで集中力を回復させたり、心の余裕を持つことができます。

七草粥は、一年のスタートを切るこの時期に、自分を見直し、リセットするきっかけを与えてくれる伝統的な知恵です。

お正月が終わり、日常生活が戻ってくる今こそ、この「リセット」の力を活用して、これからの一年を健やかに過ごす準備を整えたいものです。

健康はすべての土台です。

七草粥を味わいながら、体だけでなく心もリセットし、新しい気持ちで毎日を迎えていきましょう。

ありがとうございました。

七草の節句の由来

1月7日は「七草の節句」または「人日(じんじつ)の節句」として知られています。

この日は五節句の一つで、春の七草を使った七草粥を食べる風習があります。

この風習の起源は奈良時代にさかのぼり、約1300年前から続いています。

当時の日本では「若菜摘み」という習慣があり、雪の下から芽吹いた新芽を摘んで生命力をいただくとされていました。

一方、中国から伝わった「人日の節句」の風習と合わさり、現在の形になりました。

七草粥を食べる理由

  1. 無病息災の祈願
    新年の健康と幸せを願います。
  2. 胃腸の調整
    お正月のご馳走で疲れた胃腸をいたわります。
  3. 栄養補給
    冬場に不足しがちな青菜の栄養を摂取します。

春の七草

七草粥に使われる春の七草は以下の通りです。

  1. せり:競争に競り勝つ
  2. なずな:撫でて汚れをとり除く
  3. ごぎょう:人形や仏体
  4. はこべら:繁栄がはびこる
  5. ほとけのざ:仏の安座
  6. すずな(カブ):神を呼ぶための鈴
  7. すずしろ(大根):けがれの無い清白

現代の七草の節句

現在では、スーパーマーケットなどで「七草セット」が販売されており、手軽に七草粥を作ることができます。

保育園や家庭でも、子どもたちに七草の節句の意味を伝える良い機会となっています。

この伝統行事は、季節の変わり目を感じ、健康を祈る日本の文化の一つとして、今も大切に受け継がれています。