「最後までやり遂げる」をテーマにしたスピーチ

おはようございます、皆さん。

今日は、私の休日の出来事から学んだことを共有したいと思います。実は、私は料理が趣味で、休日にはよくインターネットで見つけたレシピを試し、妻や子供たちに手料理を振る舞うのが楽しみになっています。

ただ、先週のことです。午前中に食材の買い出しを済ませ、下ごしらえにも時間をかけて夕食を作りました。その日のメニューは特に気合を入れて考えたもので、子供たちもおいしそうに食べてくれて、笑顔が溢れていました。その光景を見ると、本当に作ってよかったなと感じました。

しかし、食事が終わってふと妻を見ると、彼女だけが少し困った顔をしているんです。不思議に思って理由を尋ねると、「料理をするのは素晴らしいことだけれど、朝からキッチンを独占して張り切って作ったのなら、最後の皿洗いや食器の後始末までしっかりやってね」と言われてしまいました。

その言葉に、私はハッとしました。料理を考え、食材を買い込み、料理を作り、家族と一緒に食べるところまでで満足してしまい、後片付けをいつも妻に押し付けていたことに気づいたのです。私は、「料理をする」という行為の一部だけを楽しんでいたに過ぎませんでした。

この経験から、私は「有終の美を飾る」という言葉の意味を深く実感しました。どんなに素晴らしいことをしても、最後まで責任を持ってやり遂げなければ、それは本当に立派な行為とは言えません。これは家事だけでなく、仕事や他のどんなことにも当てはまると感じました。

仕事でも同じことが言えます。プロジェクトを計画し、実行し、成功させることは重要ですが、その後のフォローアップや結果の評価、そして次に繋げるための整理整頓がなければ、真の成功とは言えません。最後の仕上げまでしっかりと行うことで、初めてその仕事が完成するのです。

私たち一人ひとりが、自分の役割を果たし、最後まで責任を持って行動することが、チームとしての成功に繋がります。何事にも「締めくくり」を意識して取り組むことが大切です。

この話を通じて、皆さんにも最後までやり遂げることの大切さを再認識していただけたら幸いです。今日も一日、最後までしっかりと取り組んでいきましょう。

ありがとうございました。